ノーコードツールSTUDIOとWix徹底比較 - デザインと機能の違い -
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目次
1.ノーコードツールSTUDIOとWixを徹底比較
ノーコードツールの中でも、STUDIOとWixは比較検討されやすい定番です。どちらもコーディング不要でWebサイトを公開できますが、強みは大きく異なります。本記事では、機能、デザイン、CMS、料金、運用のしやすさを整理し、目的別の選び方までわかりやすく解説します。
2.ノーコードツールを活用するメリット
ノーコードツールの価値は、制作のスピードとコストの最適化にあります。デザインから実装まで一気通貫で進めやすく、外注費や開発工数の圧縮につながります。公開までの期間を短縮できるため、施策の検証と改善を早く回したい組織ほど導入効果が出やすくなります。
3.運用コストを下げやすい理由
ノーコードツールでは、サーバー保守やインフラの管理を基本的にサービス提供側が担うため、自社でサーバーを用意したり、障害対応やバックアップ、セキュリティ監視まで抱え込む必要が少なくなります。結果として、社内の運用担当者が「更新が止まらない体制」を作りやすく、日々の管理コストを軽くできます。
一方でWordPressのような仕組みでは、本体やテーマ、プラグインのアップデートを継続的に行い、互換性の確認や不具合発生時の復旧対応も必要になります。加えて、脆弱性情報のチェック、WAFやログ監視、管理画面の防御、スパム対策など、セキュリティ運用が常に発生しやすい点も負担になりがちです。
その点、ノーコードツールは基盤側のアップデートやセキュリティ対策がサービス内で整理されていることが多く、担当者はコンテンツ更新や導線改善など“成果につながる運用”に時間を使いやすくなります。保守工数を抑えながら長期運用しやすいことは、スモールビジネスや少人数チームにとって特に大きなメリットになります。
4.更新しやすい仕組みが成果につながる
ノーコードツールは画面上で編集できるため、非エンジニアでも更新しやすい構造です。担当者がページや導線を素早く修正できると、キャンペーンの反応に合わせた改善が進みやすくなります。更新が滞りにくい体制を作れることが、結果として集客や問い合わせ増に直結します。
5.STUDIOの特徴
STUDIOは日本発のノーコードツールで、デザインの自由度が高い点が特徴です。ゼロから作り込みやすく、ブランディングや世界観を重視するサイトと相性が良い傾向があります。管理画面がシンプルで運用しやすく、公開後に自社で改善を回したい企業にも向いています。

画像:STUDIO公式HP
6.Wixの特徴
Wixは世界的に利用されるノーコードツールで、機能の幅広さが強みです。Webサイト、オンラインストア、ブログなどを一つのプラットフォームで管理しやすく、予約や会員、チャットなども追加できます。テンプレート中心で形にしやすく、短期間で公開したいセルフ制作にも向きます。

画像:Wix公式HP
7.機能の違い
・STUDIOの連携と注意点
STUDIOは解析やSEO運用を支える外部ツールと連携しやすく、タグ管理やトラッキングの設計がしやすいのが魅力です。RSS連携やAPI連携も選択肢になります。一方で、ログイン機能やEC機能をサイト内に完結させるのは難しいため、必要な場合は外部サービスで構築し導線を設計します。
・Wixのアプリ群
WixはEC、会員、予約、チャットなどをアプリとして追加でき、プラットフォーム内で完結させやすいのが特徴です。外部連携も多く、マーケティング施策に合わせた拡張がしやすくなります。ただし日本国内向けサービスの連携はケースにより差が出るため、導入前に要件と相性を確認します。
8.デザインの違い
・レスポンシブ対応
STUDIOは複数の画面幅で細かく調整でき、端末ごとに最適化した表現が可能です。その分、レイアウト設計の理解が必要で、学習コストは上がりやすくなります。WixはPCとモバイルの編集が中心で、他は自動対応の思想です。初心者でも崩れにくい反面、細部の調整には限界が出る場合があります。
・デザイン自由度と制作のしやすさ
STUDIOは白紙に近い状態から構築でき、オリジナル性の高いデザインを実装しやすいノーコードツールです。ただし作り込みほど制作時間は増えやすくなります。Wixはテンプレートとパーツを組み合わせて進められるため、デザインに自信がなくても短期制作が可能ですが、自由度は相対的に控えめです。
9.フォントとテンプレートの差
STUDIOは日本語と英語のフォント環境が整っており、サイトの印象を作りやすい点が強みです。テンプレートは数より品質を重視した構成になりやすい傾向があります。Wixはテンプレートの選択肢が豊富で、短時間で見栄えを作れますが、日本語フォントの選択肢は事前確認が安心です。
10.操作方法の違いで迷いが変わる
STUDIOはBOXレイアウトでページ構造を組み立てるため、親BOXと子BOXの関係を理解しながら設計できるほど、レスポンシブの完成度が上がります。最初にレイアウトの骨組みをきちんと作っておくと、画面幅が変わっても崩れにくく、デバイスごとの見え方を意図通りに整えやすくなります。その反面、構造の考え方に慣れるまでは、配置のルールや設計のコツを学ぶ必要があり、作り込みをするほど設計力が求められます。
一方Wixは座標ベースで直感的に配置でき、パワーポイントのように「見たままドラッグして置く」感覚が強いのが特徴です。テンプレートやパーツを使いながら短期間で形にしやすく、非デザイナーでも作業を進めやすい反面、要素が増えるほどレイアウトが複雑になりやすく、後から調整や整理が必要になるケースも出てきます。
ノーコードツールは、操作感が合わないと更新や改善が面倒になり、結果として運用が止まりやすくなります。導入前には、実際に触って編集の流れや管理画面の使い勝手、レスポンシブ調整のしやすさを確認し、日常的に無理なく運用できるかを見極めることが重要です。
11.CMSの違い
STUDIOはCMSの設計が柔軟で、コンテンツごとの見せ方を調整しやすい点が魅力です。Wixはブログやコンテンツ管理の機能が充実し、一般的なCMS運用を始めやすい設計です。ただしデザインの反映自由度はSTUDIOのほうが出しやすい傾向があるため、表現を優先する場合は比較が効きます。
12.料金の違い
・Studio 料金プラン一覧
※金額は月額換算・税込。支払いは「サイト単位」。
プラン | 年払い 月額換算 | 月間Visitor上限 | ページ数 |
Mini | ¥590/月 | 2,000 | 2 |
Personal | ¥1,190/月 | 2万 | 150 |
Business | ¥3,980/月 | 40万 | 300 |
Business Plus | ¥9,980/月 | 40万(アドオンで拡張可) | (Business相当) |
Enterprise | 要問い合わせ | 100万〜 | 無制限 |
STUDIOはプロジェクト単位でプランを選ぶ考え方で、PV上限やフォーム数、CMSアイテム数が判断材料になります。Wixは用途別にプラン帯があり、容量や速度、機能が段階的に変わります。どちらも無料で試せますが、商用運用では広告表示や独自ドメインなどの要件から有料が前提になりやすいです。
・Wix 料金プラン一覧
プラン | 目安料金(月額・年払い換算) | 共同管理者 | ストレージ | 決済/EC |
パーソナル | 約 ¥1,430〜 | 2名 | 2GB | × |
スモールビジネス | 約 ¥2,530〜 | 5名 | 50GB | ○ |
ビジネス | (同系統で提示あり) | 10名 | 100GB | ○ |
ビジネスプライム | 約 ¥13,500〜 | 最大100名 | 無制限 | ○ |
エンタープライズ | 要問い合わせ | — | — | ○ |
13.使い心地の違い
STUDIOは管理画面がシンプルで、制作後の運用を想定した導線が整っています。Wixは多機能な分、選択肢が多く最初は複雑に感じやすい傾向があります。ノーコードツールは継続運用が成果の鍵になるため、操作の迷いが少ないほうが結果的に更新頻度を保ちやすくなります。
14.目的別の選び方
デザインと世界観を重視し、オリジナル性の高いサイトを作りたいならSTUDIOが向きます。白紙に近い状態からレイアウトを組めるため、ブランドの雰囲気や細部の見せ方までこだわりやすく、採用サイトやサービスサイトなど「第一印象」が成果に直結する場面で力を発揮します。制作後も自社で更新しながら、見た目を崩さず改善を積み重ねたい企業にも相性が良い選択肢です。
一方で、ECや会員、予約などを含めて一括で運用したいならWixが適しています。販売や決済、予約管理、会員機能、チャットなどを同じプラットフォーム内でまとめやすく、サイト運用とビジネス機能を一体化させたい場合に強みが出ます。テンプレートやパーツを活用して短期間で立ち上げやすく、運用に必要な機能を追加しながら成長させていく運用にも向きます。
どちらのノーコードツールも強みが明確なので、選定では「何を実現したいか」を要件として具体化し、必要機能と運用体制に落とし込むことが重要です。さらに、学習コストを誰が負担できるか、更新をどれくらいの頻度で回すのかまで含めて比較すると、導入後に更新が止まるリスクが減り、結果として失敗を避けやすくなります。
まとめ
STUDIOはデザイン自由度と運用性のバランスが取りやすいノーコードツールです。Wixは機能の豊富さとプラットフォーム内完結で、ビジネス要件をまとめて実現しやすいのが特徴です。デザイン優先か、機能優先かを先に決めることで比較が明確になり、導入後の運用も安定しやすくなります。






